介護福祉士になる方法

高齢化社会が進む現代において、介護福祉士という言葉はよく耳にすると思います。介護福祉士になるには、どのような方法があるのかご存知ですか?介護福祉士の資格を取得するにはいくつかの方法がありますが、ここでは介護福祉士養成施設を卒業する(2022年度からは国家試験も受験)という方法を紹介します。
介護福祉士養成施設とは、厚生労働省が指定した四年制大学や短期大学・専門学校のことをいいます。これらの施設で一定の時間学べば、無試験で介護福祉士の資格を取得することが可能です。ただし、いくつか注意点があります。まず、2009年度から制度が変わり、必要な学習時間数が1650時間から1800時間程度と変更になりました。また、2022年度からは一定の時間学ぶだけでなく、国家試験(筆記試験と実務試験)を受験して合格しなければ、介護福祉士になれないというきまりになりました。つまり、今後は介護福祉士になるには、誰もが国家試験の受験が必要になるということです。介護福祉士養成施設を卒業した年度によって、必要な時間数や国家試験の受験の要不要が変わってきますので注意が必要となります。これから入学しようという方は、国家資格の時間が必要と考えておいた方が良いでしょう。また、他にも福祉系の高校を卒業したのち国家試験を受験するという方法や、3年以上実務経験を積んだうえ「介護職員実務者研修」を受講し、更に国家試験を受験して合格するという方法もあります。